トヨタのマークXといえば、ミドルクラスセダンとして有名な車種のひとつです。マークXジオは、このマークXの派生車種と思われがちですが、エンジン、駆動方式など車の性能としては全く異なります。
メーカーの中では、マークⅡ時代から引き継いだ、マークXというブランドという中での、新しいコンセプトのステーションワゴン的な位置づけとして登場した車です。メーカーとしてはワゴンの位置づけですが、6人乗りまたは7人乗りの3列目シート設定グレードもあり、少し高級感のある上質なロールーフミニバンというとらえ方をした方が良いかもしれません。このクラスの同じようなスタイルの車で最も人気のある車種といえばホンダオデッセイがありますが、その車種同様に、走りやスタイルにもこだわりたいけれど、お子様を乗せての家族でのドライブにも広い車内が必要という、30代男性にとっては魅力的な車になっています。

他とは異なる特徴としては、ロールーフミニバンスタイルとはいえ、マークXブランドとしての上質で高級感をもっていますし、2列目までの乗り心地はセダンと同じくらいの感じで乗れます。3列目シートはお世辞にも広いとは言えませんので、あくまでテンポラリー的な扱いで考えておいた方がいいと思います。家族が4人～5人で、普段は家族しか乗らないというのでしたら、この車はおススメです。2列目までは、セダンの乗り心地が得られるわけですから、長時間のドライブでもゆったりとした感覚で楽しめます。
長い目線で見たとき、40代になって、お子様が中学生や高校生になっても家族で出かけられるような、30代男性にピッタリの車です。