船釣りは、乗り合いや仕立て、手漕ぎボート等の種類が在りますが、乗り合いと言うのは、自らだけではなく、船に乗り込むのは他のお客さんも大勢います。
それ故に、仕立てや手漕ぎボートなどとは異なる注意点が有ります。
乗合船の場合は、一度港を出港すれば終了するまでは帰港しませんので、その間苦しまなければなりません。
仕立てや手漕ぎボートであれば、融通は利きますが乗合船はそうはいかないわけです。
様々な注意点が有る中で、誰もが気になるのが船酔いです。
船酔いになることで釣りを楽しむどころではなくなりますので、船に弱い人は船釣りを行うに当たり船酔い対策をしておく必要が在ります。
酔い止めを使う方法は比較的誰もが行う対策です。
但し、薬だけではなく、前の日の睡眠はとても重要で、ぐっすり眠ることで船酔いも起きにくくなります。
また、空腹の状態ですと船酔いは一気に襲うと言いますので、多少なりお腹の中に食べ物を入れておくとよいのです。
食べ物は消化の良い物を選び、お腹を満たした上で船に乗り込めば良いわけです。
釣りをしている時など、お祭りになってしまったり、リールがパーマネントの状態になることで仕掛けをほどくと言う作業が必要になります。
この様な細かい作業は船に酔いやすいの注意が必要です。
また、船釣りをしている時はなるべく遠くを見ていると良いと言われています。
船釣りは色々な人が1つの船に乗り込んで釣りを行う乗合船が有ります。
乗合船での注意点は、他の人に迷惑をかけないように釣りを楽しむマナーを守る事です。
しかし、初めて船釣りをする人にとってはどんなことが迷惑になるのかはわかり難いものです。
釣り船は混雑する事で隣の席との間隔が狭くなります。
そのため、仕掛けが水中で絡み合う事も少なくありません。
これはお祭りと呼ばれるもので、お祭りになった場合は、声を掛け合って仕掛けを巻き上げてから仕掛けを切るなどして対処する事が必要です。
また、お祭りは潮の流れで起きる事もあれば、魚が餌を食べて移動する事で仕掛けが絡み合う事も有ります。
魚が掛かったことでリールを巻き上げる事で二重三重のお祭りが起きる事も有るので慎重に取り込む必要があるのです。
因みに、船釣りでは船頭の指示に従う事がマナーとなります。
釣り場についても直ぐに仕掛けを投げ入れてはいけません。
仕掛けは準備だけしておいて、船頭の合図とともに仕掛けを投げ入れる事が大切です。
もう一つの注意点として、船釣りの終了の合図が船頭から出された場合は、指示に従い仕掛けを巻き上げる事もマナーの一つでもあり、釣りの開始や終了時は船頭の指示に従う事が必要なのです。